妊娠中のダイエット

妊娠中の必要以上の体重増加は危険であると前項で述べましたが、妊娠中ではなくても肥満が悩みとなる位、現代の食生活は恵まれたものであり、妊婦さんは更に運動不足気味ということもありますから、妊娠中は無事な出産という大きな目標に向けて、とりわけしっかりした食生活のコントロールをすることが必要です。


又、妊娠中はどうしても調理がおっくうになりがちで、ついつい冷凍加工食品やインスタント食品に頼ってしまうことになりがちです。それも時々ならいいですが、やはり手作りの料理も心がけるようにしましょう。


お腹の赤ちゃんはと言えば、お母さんの食事を通して与えられる栄養だけで成長していきます。ですから栄養が偏っていたり、栄養不足になると大事な赤ちゃんの発育は妨げられてしまい、更にはお母さんの産後の回復にまでも影響してしまう可能性があります。


ただ、難しく考え過ぎることもなく、１日３回の規則正しいタイミングと、それぞれの食事ではできるだけバランスよくいろいろな食品を食べること、そして鉄分やカルシウムをしっかり摂ることが妊娠中の食生活のポイントとなります。妊娠している時は想像以上にカルシウムと鉄分は不足します。肉、レバーや魚には良質なたんぱく質に加えて、鉄分とカルシウムも含んでいますから、毎日の献立に何かを登場させるだけで、随分と効果があるはずです。